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ふるさと切手とは?
ふるさと切手は、日本の47都道府県各地を象徴する風景や県の花などが描かれた特殊切手の1種です。
1989年に初めて発行されて以降あまり広まっていませんでしたが、ここ10年ほどで全国で買えるようになり、コレクターの間でも人気を博しています。またふるさと切手はシリーズで揃えることで価値が上がる切手でもあります。
ふるさと切手の買取相場
ふるさと切手には様々な種類があり、毎年販売が続けられています。中でもシリーズ物の通しでの需要は高く、買取価格も状態がよければ額面以上の値段が期待できます。
特に買取価格が高いのは都道府県の花、地方自治法60周年記念シリーズです。こちらは20面シートで1,000~2,000円の買取価格がつきます。他にも額面以上の買取価格になるものも存在し、特にふるさとの心の風景シリーズや四国シリーズは人気があります。
逆に額面以下の価格となりやすいのは国体競技シリーズです。連刷であれば多少価格が上がることもありますので、まずは査定に出してみることをおすすめします。
ふるさと切手の買取相場一覧
地方自治法施行60周年記念シリーズ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2008〜2016年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 5面シートで400円前後 |
その他備考 | 各都道府県にちなんだ建物、自然、文化を図案としたシリーズで、47都道府県全てにそれぞれの切手があります。
それぞれの種類単体での買取価格はそれほど高くありませんが、複数まとめての場合価値が上がります。観光名所として人気の高い場所の図案も多く、人気の高いシリーズです。 |
地方自治法施行60周年記念シリーズ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「地方自治法施行60周年記念シリーズ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
エゾモモンガ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2002年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 北海道に生息するエゾモモンガが、かわいらしいタッチで描かれた図案です。エゾモモンガは愛らしい見た目で観光客からの人気も高い動物ですが、ペットとして飼うことはできません。
切手では昼間の風景を背景として描かれていますが、実際には主に夜行性の動物です。 |
エゾモモンガ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「エゾモモンガ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
キタキツネ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1999年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 北海道に生息するキタキツネ2匹と、エゾコザクラの図案が春らしい雰囲気をまとっている切手です。
キタキツネは日本でも北海道の一部にだけ生息している種類で、本州のものより体が大きめなのが特徴です。同じくエゾコザクラも北海道固有の植物で、現在は準絶滅危惧種とされる可憐な花です。 |
キタキツネ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「キタキツネ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
さくらんぼ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1999年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | さくらんぼ切手は名産地である山形県のふるさと切手です。美しくみずみずしい図案は日本画家の福王寺法林氏によるもので、初夏のさくらんぼを見事に描いています。
山形県はさくらんぼの国内生産量の約70%を担っていることを考えると、図案として選ばれたのにも納得でしょう。 |
さくらんぼ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「さくらんぼ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
りんご
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1989年、1998年 |
額面の種類 | 62円、80円 |
買取価格の目安 | 額面62円:20面シートで1,400円前後
額面80円:20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | りんご切手は、名産地である青森県のふるさと切手です。淡い色の背景に、りんごの花と葉、そして赤いふじと黄色い王林の2種類のりんごが描かれた図案です。
昭和50年には同じくりんごを用いた異なる図柄で発行されており、青森県の人々のりんごへの思いがうかがえます。 |
りんご切手についてさらに詳しく知りたい方は、「りんご切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
河津桜
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2006年 |
額面の種類 | 50円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,000円前後 |
その他備考 | 河津桜切手は静岡県のふるさと切手ですが、これは河津桜が静岡の桜の名前だからという由来があります。
本州で最も早く開花する河津桜と、その枝に止まるメジロが切り絵で表現された美しい図案の切手です。2種連刷という2枚の切手に跨った形の図案は人気が高く、復刻版も発行されています。 |
河津桜切手についてさらに詳しく知りたい方は、「河津桜切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
筑波山と水郷潮来のアヤメ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2003年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 茨城県のふるさと切手は、霊峰とされる筑波山を背景に水郷潮来のアヤメ、潮来花嫁を描いた図案です。
全体に落ち着いた色味かつ縁起も良い絵柄で、デザインはこの1種のみとなっています。淡く丁寧に描かれた図案が、他の華やかなものとはまた一味違った趣をみせる切手です。 |
筑波山と水郷潮来のアヤメ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「筑波山と水郷潮来のアヤメ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
春のグリーティング
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2010年 |
額面の種類 | 50円、62円、82円など |
買取価格の目安 | 10面シートで500~1,300円前後 |
その他備考 | 春のグリーティング切手は、糊を用いた一般的な切手と違いシール状に貼り付ける特徴があります。1シートに8種類の図柄が1枚ずつ配置されており、シート全体として楽しめる切手です。
春のグリーテイング切手は毎年デザインが更新されていき買取市場の出回りが少なくなるので、ストックしておくと将来の価値上昇が期待できるかもしれません。 |
春のグリーティング切手についてさらに詳しく知りたい方は、「春のグリーティング切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
沖縄の海
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2007年、2015年 |
額面の種類 | 80円、82円 |
買取価格の目安 | 10面シートで800〜1,000円前後 |
その他備考 | 沖縄の海に生息する様々な動物をモチーフとした図案で、5枚を1セットとしたそれぞれに異なる図案が使われています。1シートの中には計10枚の切手が含まれおり、全体としても楽しめるシートになっています。
ジンベエザメやカクレクマノミなどかわいらしい動物は人気が高く、額面以上の買取価格も見込めます。 |
沖縄の海切手についてさらに詳しく知りたい方は、「沖縄の海切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
エゾクロテン
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2001年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 北海道のふるさと切手の一つ、エゾクロテンの図案には、雪の中から顔を覗かせるエゾクロテンの写真が採用されています。
真っ白な雪とかわいらしいエゾクロテンのコントラストが美しく、動物好きなら揃えたい一枚です。なお本物のエゾクロテンは現在絶滅が危惧されており、貴重な生物となっています。 |
エゾクロテン切手についてさらに詳しく知りたい方は、「エゾクロテン切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
おわら風の盆
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1997年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | おわら風の盆とは、富山県内で江戸時代から続いているお祭りです。切手は2種連刷となっており、特徴的な格子戸や石畳が並ぶ街並みと盆踊りを踊る男女が描かれています。
おわら風の盆は3日間で25万人以上の観光客が訪れるほどの人気のお祭りですが、それも納得するような美しい図案です。 |
おわら風の盆切手についてさらに詳しく知りたい方は、「おわら風の盆切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
サンタクロース
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1999年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | サンタクロースはフィンランドではないか、と思われるかもしれせんが、実は発行元の北海道広尾郡広尾町がサンタランドの認定を受けているのです。
幼い子供2人が、クリスマスツリーを乗せたトナカイソリに乗って空を飛ぶかわいらしいイラストの図案になっています。絵本のような穏やかな絵柄から、世代や性別を問わず愛されるシートです。 |
サンタクロース切手についてさらに詳しく知りたい方は、「サンタクロース切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
花嫁
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1997年 |
額面の種類 | 50円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,000円前後 |
その他備考 | 角かくしに綺麗な着物を着た花嫁の図案は、新潟県出身の画家かつ詩人、蕗谷虹児の原画から作られました。
もとは大正13年に発表された詩画で、美しい色彩と花嫁の幸せかつ初々しい雰囲気が素敵な作品です。様々なふるさと切手の中でも芸術的な特徴が強いため、コレクターにも人気の高い1枚です。 |
花嫁切手についてさらに詳しく知りたい方は、「花嫁切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
恐竜
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1999年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 多くの恐竜の化石が発掘されていることで有名な福井県ですが、この切手は県の強い要望で復刻もされました。
このふるさと切手は、1999年の恐竜エキスポふくいを記念して発行されました。川の左右に分かれたイグアノドンとドロマエオサウルスの図案は、鮮やかで生き生きとした印象を与えます。 |
恐竜切手についてさらに詳しく知りたい方は、「恐竜切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
源 頼朝
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1999年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 神奈川県のふるさと切手のひとつ、馬で走る源頼朝の図案は、没後800年を記念して発行されました。
背景には遠景の富士山も見え、彼が幕府を開いたという鎌倉の海辺を思わせます。この図案は画家の平山郁夫氏によって描かれ、芸術的な価値も高いものとなっています。 |
源頼朝切手についてさらに詳しく知りたい方は、「源頼朝切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
神戸ルミナリエ
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1998年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 兵庫県のふるさと切手である神戸ルミナリエ切手は、阪神淡路大震災の追悼と神戸の街の復興を祈って作られました。イタリア人アートディレクターと日本のプロデューサーによる合作の図案は、非常に美しく幻想的です。な
お、2005年にも同じテーマで異なる図案の切手が発売されていますので、間違えないようにご注意ください。 |
神戸ルミナリエ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「神戸ルミナリエ切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
瀬戸大橋
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1998年 |
額面の種類 | 80円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 瀬戸大橋の図案は香川県のふるさと切手で、開通10周年の記念に発行されました。香川県側から望む瀬戸大橋の原画は安部田保彦氏によるもので、壮大な橋が見事に描かれています。
瀬戸大橋を描いた切手は他にも複数ありますので、お手元の切手はどの切手なのか、ぜひ確認してみてください。 |
瀬戸大橋の盆切手についてさらに詳しく知りたい方は、「瀬戸大橋切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
茶摘み
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1997年 |
額面の種類 | 50円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,000円前後 |
その他備考 | 茶摘みといえば静岡県、富士を遠くに望みながら一面の茶畑で茶摘みをする女性たちの姿が描かれた図案です。
前田守一氏による版画が原画となっており、あたたかい色合いと版画らしい線が特徴的です。市場へので周りはそれほど多くなく、別の5円切手との混同にも注意が必要な切手です。 |
北海道の花
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2005年発行、2015年再発行 |
額面の種類 | 82円 |
買取価格の目安 | 20面シートで1,600円前後 |
その他備考 | 北海道に咲くハマナス、ラベンダー、エゾノリュウキンカ、スズランの花が描かれた図案が各5枚、計4セットで1枚となっています。
北海道を起点として活動されている2名のイラストレーターによる原画でしたが、残念ながらそのうち1名は亡くなっています。全体的に美しい図案は人気が高く、10年後に再発行されたことからも需要の高さがうかがえる切手です。 |
ふるさと切手の買取実績
ふるさと切手の過去の買取実績の一例は、下記のとおりです。
切手 | 価格 |
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関東花だより切手 50円(10面シート) | 400円 |
茶摘み切手 50円 バラ | 35円 |
また、ふるさと切手以外の特殊切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「特殊切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

ふるさと切手の買取におすすめの専門店
バイセル
ふるさと切手におすすめの買取専門店はバイセルです。
切手の買取はリサイクルショップや質屋などでも行っていますが、上にも記載した通り「神戸ルミナリエ」や「瀬戸大橋」が描かれている切手の中にはふるさと切手でないものも存在しており、切手の知識に長けた査定士が在籍していないこれらの買取店では、切手の価値を見誤り、不当に低い額を提示されてしまう可能性があります。
一方バイセルでは、幾つもの研修を受けてきた切手のプロの査定士が多く在籍しているので、切手の価値を正しく評価することができます。実際にバイセルでは、ふるさと切手を含むコレクションをまとめて165,000円という高値で買取を行なった実績もあります。
査定は完全無料で実施しているので、気軽にバイセルの無料査定をを利用してみましょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。