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1000円切手とは?
1000円切手とは、主に郵便料金の納付を目的とする普通切手です。現在日本で発行されている切手の中では最も額面金額が高く、1枚1,000円の価値があります。
1000円切手はこれまで3回発行されており、3種類の図柄の1000円切手が存在します。
1975年(昭和50年)には吉祥天立像(きっしょうてんりつぞう)、1996年(平成8年)には松鷹図(まつたかず)、2015年(平成27年)には富士図(ふじず)の図柄の1000円切手が発行されました。
2015年発行であり現行の富士図の1000円切手は、在庫がなくなり次第、販売が終了されます。
1000円切手の使い道
1000円切手は、額面が大きすぎてどのような使い方をするのかわからないという方も多いでしょう。1000円切手の使い道としては、以下の4パターンが考えられます。
法人の大口差出郵便物
規格外の定形外郵便物で、重さが1kgを超える場合は郵便料金が1,000円以上(2kg以内は1,040円、4kg以内は1,350円)かかります。このような大型の郵便物を差し出す法人は、1,000円切手を使用します。
裁判所などからの特別送達
裁判所から訴訟関係人などに送付する書類は「特別送達(特送)」で発送されます。特別送達で発送する場合は、郵便料金が1,000円以上になることが多く、1000円切手が使用されます。
ゆうパックの着払い
ゆうパックの料金は、現金だけでなく切手で支払うことが可能です。そこでゆうパックをよく利用する方の中には、1000円切手を使って料金を支払うことがあります。安く購入した1000円切手を支払いに使用することで、現金で支払うよりもお得になります。
国際郵便
国際郵便は国内郵便よりも料金が高く、EMS(国際スピード郵便)などの国際郵便を利用すると郵便料金が1,000円を超える場合があります。国際郵便の発送にも切手は使えますので、1,000円以上の国際郵便を利用する際には、1000円切手が使用されます。
1000円切手の買取相場一覧
吉祥天立像
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1975年4月22日 |
額面の種類 | 1,000円 |
販売形式 | 小型シート、20面シート |
買取価格の目安 | バラ切手は500円、シートは600円、20面シートは18,000円 |
描かれている図柄 | 吉祥天立像(きっしょうてんりつぞう)は京都府木津川市の「浄瑠璃寺」(じょうるりじ)という真言律宗一門の寺院が所有する仏像で、日本で最も美しい仏像と言われています。
鎌倉初期の作品とされていますが作者は不詳で、東大寺や興福寺などの奈良の仏師が手掛けた仏像のようです。
吉祥天立像は美しい女神の仏像で、仏像の表面には鮮やかな彩色が施されており、1000円切手では吉祥天立像が豊かな色彩で描かれています。 |
松鷹図
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1996年3月28日 |
額面の種類 | 1,000円 |
販売形式 | 20面シート |
買取価格の目安 | バラ切手は500円、20面シートは18,000円 |
描かれている図柄 | 松鷹図(まつたかず)は雪村周継(せっそん しゅうけい)という安土桃山時代の画僧が手掛けた作品で、国の重要文化財に指定されており、原画は東京国立博物館で所蔵されています。
武士の鷹狩りに用いられる鷹と松の木が落ち着いた雰囲気で描かれており、現在でも自宅の床の間の掛け軸に描かれることが多いです。
1000円切手では水墨画の松鷹図が忠実に再現されており、切手コレクターの間では高い人気を誇っています。 |
富士図
項目 | 内容 |
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発行年度 | 2015年2月2日 |
額面の種類 | 1,000円 |
販売形式 | 小型シート、20面シート |
買取価格の目安 | バラ切手は500円、松鷹図とのペアシートは1,500円、20面シートは18,000円 |
描かれている図柄 | 富士図(ふじず)は江戸時代後期の南画家の田能村竹田(たのむらちくでん)が手掛けた作品で、雪化粧された雄大な富士山が見事に描かれています。
日本の象徴である富士山は切手の図柄に使用されることが多く、2015年に発行された1000円切手でも富士山の図柄が採用されることになりました。
絵柄の選定に携わたったデザイナーは、1,000円切手の図柄に富士図を採用した理由として、「多くの人に納得してもらえる絵柄だから」だと言っています。 |
1000円切手の買取実績
1000円切手の過去の買取実績の一例は、以下のようになっています。
切手 | 価格 |
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1000円切手(吉祥天立像 20面シート) | 18,000円 |
1000円切手(松鷹図 20面シート) | 18,000円 |
1000円切手(富士図 20面シート) | 18,000円 |
1000円切手(富士図 バラ) | 500円 |
また、1000円切手以外の普通切手の買取相場について詳しく知りたい方は「普通切手の買取価格の相場一覧と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」も参考にしてみましょう。
1000円切手の買取におすすめの専門店
バイセル
自宅やオフィスに大量の1000円切手の20面シートがある場合は、大量の切手の高価買取に定評がある切手買取専門店のバイセルに買い取ってもらうことをおすすめします。
バイセルは買い取った1000円切手を自社の流通経路だけで再販しており、中間業者を介さずに再販できるため、通常の買取業者よりも高めの金額で買い取ってもらえる可能性が高いです。
買取数量が多いほど再販しやすくなるので、使わない1000円切手が大量にある場合は、バイセルを利用すればトータルの買取金額が高くなるでしょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。買取プレミアム
1000円切手は日本では額面金額が最も高い切手であるため、1000円切手のような価値の高い切手は、査定士の知識が豊富な買取業者に買取を依頼することが大切です。
買取プレミアムの査定士は知見と経験が豊富なので、1000円切手のような価値の高い切手の査定も安心して任せられます。
買取プレミアムでは、特に状態の良い1000円切手の20面シートだと高価買取が期待でき、査定士は切手の状態をしっかりと買取価格に反映してくれるので、価値の高い大量の1000円切手を買い取ってもらうのであれば、買取プレミアムがおすすめです。
[買取プレミアム02]
また、バイセルや買取プレミアム以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。