目次
外国(海外)切手とは?
外国(海外)切手とは名前の通り日本国外で発行された切手です。ただし、海外の印刷所で印刷され、郵政省や日本郵便が発売したものは除きます。
非常に珍しい切手も数多くあり、専門に収集している方も少なくありません。日本の切手以上にプレミアがついているものもあり、中にはバラ1枚で100万円を超えるようなものもあります。
日本国内の切手に関しては非常に多くの情報があふれていますが、海外切手に関しては何が普通切手で何が特殊切手であるのかすら分からない場合もあり、情報を海外に求める必要があるものも珍しくはありません。そのような障壁を克服してコレクションするのも外国切手の魅力と言えます。
外国切手で最も価値が高いとされる英領ギアナ1・マゼンタについて詳しく知りたい方は「英領ギアナ1・マゼンタの買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」も参考にしてください。
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外国(海外)切手を買取してもらう方法は?
先ほど説明した通り、外国切手は日本の切手を収集する場合とはやり方が異なりますが、買取に関しても日本の切手と同じやり方ではできない場合も多くあります。
まず、金券ショップでは買取を断られるので持っていかないようにしましょう。金券ショップでは現在国内で使用できるものを流通させることで利益を出すビジネスモデルであるため、海外切手は取引対象外となります。詳しく知りたい方は「切手を金券ショップで買取してもらうメリットやデメリットとは?」も参考にしてください。
切手買取の方法としてオークションで売却するという手もありますが、外国切手はわずかな柄や額面などの違いによって価値が大きく変わる可能性があり、自分で販売価格を設定するときにはコレクター並みの知識が要求されるため、あまり現実的な方法とは言えません。詳しく知りたい方は「切手をネットオークションやフリマアプリで販売するメリットやデメリットとは?」も参考にしてください。
外国切手の買取は、切手の買取専門店に依頼することが一番です。買取専門店は外国切手の知識や取引実績があるところも多いので、そのような買取専門店を探して適正な査定額をつけてもらい売ることが、最も高価買取につながっていきます。
外国(海外)切手の買取相場
外国切手の買取相場は全体的に高く、高額買取が期待できるものも多いです。具体的には、イギリスのペニーブラックは買取価格が10万円程度、めったに目にすることはないと思いますがブルー・モーリシャスは1億円を下りません。
アジアに目を向けると中国の赤猿切手は1枚10万円程度の買取価格が期待できるなど、日本の切手の買取価格とはかけ離れた高額で取引されているのが外国切手の買取相場です。
外国(海外)切手の価値は?買取相場カタログ
中国切手
項目 | 内容 |
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初版発行年度 | 1840年代 |
額面の通貨 | 分、元 |
その他備考 | アジアを代表する外国切手です。文化大革命時代(1965~1975年)に切手自体の収集が禁止されていた背景からその年代の希少価値が非常に高いのが特徴です。
また近年の経済発展からコレクターが増加し、投資目的で切手を購入するケースも増えてきたため買取価格が高騰しています。代表的なものでは1980年の「赤猿」切手は1枚で10万円以上の買取価格が期待されます。 |
中国切手についてさらに詳しく知りたい方は、「中国切手の買取価格の相場一覧と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
アメリカ切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1847年 |
額面の通貨 | セント、ドル |
その他備考 | アメリカは活発な経済活動や広大な国内の連絡手段として切手が多く利用されてきました。そのため非常にたくさんの種類の切手が発行され、その価値も様々なものがあります。
もちろん希少性の高い切手も多く、航空郵便に使用する目的で発行された切手である航空切手は特に高価買取が期待できます。例えば、1930年発行のドイツの飛行船を描いたツェッペリン切手は1枚で1万円~2万円前後の買取価格が期待できます。 |
アメリカ切手についてさらに詳しく知りたい方は、「アメリカ切手の買取価格の相場一覧と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
イギリス切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1840年 |
額面の通貨 | ペニー、ペンス、シリングなど多数 |
その他備考 |
イギリスは世界で初めて郵便切手を発行した国としてコレクターの間では常識となっています。そういった歴史から数多くの切手が発行されており、高額な買取価格が期待できる古切手も数多く存在します。
例えば、世界最初の郵便切手である黒い1ペニー切手、通称ブラック・ペニーは10万円程度の買取価格が期待でき、エラー切手のブルーモーリシャス切手は幻の切手とされ、発見されれば1億円以上の買取価格が期待できます。 |
イギリス切手についてさらに詳しく知りたい方は、「イギリス切手の買取価格の相場一覧と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
オーストリア切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1850年(発案1836年) |
額面の通貨 | グロッシェン、シリングなど |
その他備考 |
郵便切手の実用化を世界で初めて達成したのはイギリスですが、そのアイデアとなる原案を発明したのはオーストリアです。そのため古くから切手の技術が磨かれており、現代でも高品質な切手を多数発行しています。
高額な買取が期待できる切手も多く、1950年~1953年にかけて発行された航空切手である「鳥シリーズ」は美品であれば1万円程度の買取価格が期待できます。 |
スウェーデン切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1855年 |
額面の通貨 | スキリング、クローナなど |
その他備考 |
北欧の国の一つ、スウェーデンの切手は個性的なものが多いのが特徴です。例えば、日本でもかつて自動販売機用に採用されたロール状の切手であるコイル切手が多数発行されていたり、切手の特徴であるギザギザ(目打ち)が4面にないものも少なくありません。
さらにその目打ちも同じ種類のものやそうでないものがあり、それにより大きく価値が変わるものも多く、高い鑑定眼を要求する外国切手でもあります。
地方切手と呼ばれるその地方のみでしか使えない切手は価値があり、1862年のスウェーデンの地方切手は、使用済み消印付きで5000円前後の買取価格が期待できます。
さらにエラー切手の価値が非常に高いのも特徴で、3シリングバンコ(別名:TreskillingYellow(トレスキリング・イエロー))、はオークションで6億8000万円もの落札価格がついたこともあり、発見されれば数億円の買取価格が期待できます。 |
TreskillingYellow(トレスキリング・イエロー)についてさらに詳しく知りたい方は「TreskillingYellow(トレスキリング・イエロー)の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」も参考にしてください。
ドイツ切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1849年 |
額面の通貨 | ズウォティ、ペニッヒなど |
その他備考 | ドイツは郵便切手の最初期から発行を開始しており、様々な歴史を生き抜いた切手が数多くあります。東西ドイツに分裂していた時期もあるため、そうした時代背景を想像させてくれるだけでコレクター心をくすぐる切手も多いと言えます。
ドイツ国家またはドイツ民族全体を擬人化したゲルマニア女神の切手は1万円程度の買取が期待できます。また、ヒトラーを前面に打ち出したヒトラー切手も存在しており、これは5,000円程度の買取相場となっています。 |
ロシア切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1857年 |
額面の通貨 | カペイカ、ルーブル |
その他備考 | ロシアは帝政、ソビエト連邦、ロシア連邦など国の変遷が著しく、そのたびに郵便制度も変化してきました。切手の導入もアジア諸国に比べて早かったため多数の切手が存在し、広い国土での貴重な通信手段として大量の切手が発行されました。
また、ソビエト連邦時代は国威発揚を目的とした特殊切手も多く発行されているのも特徴です。1962年の宇宙切手はシートで1,000円程度の買取価格となります。他の欧州切手に比べてやや買取相場は低いですが、それでも日本の切手よりも高いものも多く存在しています。 |
韓国切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1884年 |
額面の通貨 | ウォン |
その他備考 | 韓国は東アジアでも早くから切手制度を敷き、数多くの切手を発行してきました。コレクターも活発に収集を行っているため、全体的に買取相場も高めになっています。
1955年に発行された産業復興切手は1枚でも1万円前後の買取価格が期待できます。 |
香港切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1862年 |
額面の通貨 | セント、香港ドル、銭、香港元など多数 |
その他備考 |
香港はイギリスとの結びつきも強かったため、アジア諸国に先駆けて切手制度を確立しました。またイギリス、日本、中国とさまざまな国の影響を受けたため、使用される通貨単位も多数に及びます。
主にイギリス統治前後で2つに分類できる特徴があります。中国の切手価値が上昇している影響を受けているため、高額な取引がされることも多く、1999年発行のパンダの大型切手シートは1シートで2万円以上の買取価格が期待できます。 |
台湾切手
項目 | 内容 |
---|---|
初版発行年度 | 1878年 |
額面の通貨 | 銭、元等多数 |
その他備考 | 台湾は複雑な歴史を持つ地域で切手の歴史もどこを起点に考えるか多くの意見があります。そんな台湾の切手ですが通貨単位も時代によって異なり、システムも変わっていきました。
複雑な経緯を持つ台湾切手ですが、様々な高額買取が期待できる切手が存在しています。1955年に発行された台湾の指導者蒋介石をモチーフにした切手、蒋介石再任切手は美品であれば1シートで1~2万円の買取価格も期待できます。
また台湾独特のシステムであった切手を買った分だけ貯金したことになる切手台紙がかつて存在し、その台紙の買取価格は15万円以上の値がつくこともあります。 |
また、外国切手以外の買取相場について詳しく知りたい方は、「切手買取相場の一覧まとめ!切手はいくらで売れる?」を参考にしてください。
外国(海外)切手の買取におすすめの専門店
バイセル
外国切手の買取にはバイセルを強くおすすめします。
外国切手に関する情報は日本にはないことも多く、世界中から情報を得てその切手の相場観を把握する必要があります。また少しの柄や額面の違いから買取価格が大きく変わってくるという特徴を持っています。
先ほど外国切手の買取は専門店に依頼するのがよいとお伝えしましたが、専門店の中にも外国切手の知識や買取実績がない店舗もあります。
一方でバイセルの査定士は外国切手の知識や豊富な買取実績を持っており、非常に専門的な鑑定眼や知識が必要とされる外国切手の買取も正確にしてもらうことができます。実際にバイセルでは中国切手の赤猿切手を正当な価格である10万円前後で買取した実績があります。
バイセルの査定は無料で実施しているので、手元にある外国切手の価値を知るという意味でも気軽に査定依頼をしてみることをおすすめします。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。