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切手をネットオークションやフリマアプリで販売する方法
いらない切手を売りたいと思ったときには、どのような方法があるのでしょうか。みなさんの中には、普段から洋服や日用品などを、ネットオークションやフリマアプリで出品している方もいるかもしれません。
そして不要な切手においても、ネットオークションやフリマアプリで出品して買い手を探すという手段は有効です。実店舗で買取してもらいたい方にとっては、金券ショップや買取専門店で買取してもらう方法がありますが、携帯1つで出品したい方にはこれらのサービスが向いています。
ネットオークションやフリマアプリの代表的なサービスとしては、ネットオークションではヤフオク、フリマアプリではメルカリが有名でしょう。ここではそれぞれのサービスの買取までの手順を簡単にご説明していきます。
ヤフオク
Yahoo!プレミアム会員登録
ヤフオクのサービスを初めて利用するという方は、まずはYahoo!プレミアムの会員になるところから始める必要があります。
以前は有料会員にYahoo!プレミアムの有料会員にならないとヤフオクで出品できませんでしたが、2018年11月より、無料会員のままでもヤフオクでの出品が認められるようになりました。
ただし、ヤフオクの落札システムの利用料金は、有料会員の方がやや安くなるので、頻繁にヤフオクを利用する方は有料会員で登録しましょう。
アカウントのプロフィールや口座情報登録
ヤフオクのアカウントのプロフィール情報を埋めていきます。出品者の名前や住所、電話番号などを入力しましょう。これらの個人情報は、落札者以外には公開されないので安心して大丈夫です。
また、落札されたときにお金が振り込まれる銀行口座の情報を入力する必要があります。
商品出品
ここまできたら、ようやく商品を出品できます。商品の写真をスマホで撮影してアップロードする必要がありますが、以下の点に気をつけて撮影しましょう。
切手の図柄が見えやすく写っているか
出品する切手がすべて写っているか
写真がぶれていないか
表面だけでなく裏面の写真も撮影しているか
シミやヤケがある場合は、その状態が見えやすいように拡大写真を撮影しているか
さらに出品時には、商品の説明を文章で記載する必要があります。どのような切手の種類で何枚あるのか、状態はどうか、いつ頃入手したのか、オークションの販売開始価格をいくらに設定するのかなど、項目に従って入力します。
落札通知
出品されたら、その商品ページを見て買いたいと思った方がオークション形式で金額を上げていきます。そして最終的な金額で落札価格が決定します。
入金確認
オークションで落札した方からの入金を待ちます。ここで、落札者とのメッセージ上でのやりとりが発生します。
商品発送
入金確認できたら、商品を発送します。梱包や発送のルールに従って手続きを進め、落札者から商品受け取り連絡がきたら取引終了となり、自分が指定した銀行口座に入金されます。
なお、ヤフオクの販売手数料は落札価格の10%です。この手数料が、Yahoo!プレミアムの有料会員の場合には8.8%となり、少しお得に利用することができます。それとは別に、ゆうパケットなどの発送料がかかることを考慮しておきましょう。
ヤフオクに登録したい方はこちらから登録してください。
メルカリ
メルカリ会員登録
ヤフオクと同様、メルカリを利用する上でもまずは会員登録が必要になります。ただしヤフオクの場合とは異なり、Yahoo!プレミアムなどの会員になる必要はなく、直接メルカリのアプリをインストールして登録するだけで済みます。
アカウントのプロフィールや口座情報登録
メルカリアカウントのプロフィール情報を入力していきます。出品者のニックネームやメールアドレスや電話番号、パスワードなどを設定して登録完了です。希望する方は、Facebookのアカウントと連携すれば登録手続きはスムーズに行えます。
商品出品
商品出品についてはヤフオクと同様で、写真と商品説明を登録して出品ボタンを押して終了です。ヤフオクと異なる点としては、メルカリはフリマアプリであり、ネットオークションではないことから、自分が買い取ってもらいたい金額を設定することになります。
ヤフオクのように、購入希望者が落札金額を上げるようなことはありません。そのためメルカリでは、「この金額以下では売りたくない」という金額に設定して出品することが大切です。
商品購入通知
自分が設定した価格で商品を購入する方がいたら、アプリ内で通知が届きます。
入金確認
購入者からの入金連絡を待ちます。なお、購入者がメルカリポイントで購入した場合はこのフローはスキップされ、すぐに商品発送のフェーズに写ってOKです。
商品発送
メルカリのルールに従って、梱包、配送しましょう。
またメルカリの販売手数料は商品金額の10%であり、1,000円で売れた場合には100円をメルカリに引かれることになります。
さらに、そこから配送料金がかかることも忘れてはいけません。薄い封筒で送ったとしても、ゆうパケットでの配送料は全国一律で175円です。その場合、手元に残る金額は725円になってしまうことを覚えておきましょう。
メルカリに登録したい方はこちらから登録してください。
切手をネットオークションやフリマアプリで販売するメリット
気軽に出品できる
ネットオークションやフリマアプリは出品の手続きが簡素化されており、スマホで写真を撮って簡単な説明文を書くだけで手軽に出品できます。所要時間は数分程度ですので、忙しい方でも簡単に出品して切手を現金化することが可能です。
また切手を売れやすくするには、なるべく綺麗に写真を撮ることやその切手に関する魅力的な説明文を考案することが大切になってきます。
自分で販売価格を設定できる
ネットオークションやフリマアプリで切手を出品する際は、販売価格を自分自身で決めることができます。ネットオークションでは最初の売り出し価格を自由に設定できます。
またフリマアプリは、自分で買い取ってほしい価格を設定し、なかなか売れない場合は値下げをするなど、状況に応じて販売価格を自由に変更できます。またコメント欄で購入希望者と価格交渉をすることもでき、相手の値下げの要望に応じるかどうか検討することもできます。
想定外の高額で買い取られることがある
フリマアプリは自分で設定した価格での販売になりますが、ネットオークションは入札者が増えていくと価格がどんどん吊り上がり、想定外の高値で落札されるケースがあります。
オークションが盛り上がれば相場を上回る金額で落札される場合があり、これがネットオークションの醍醐味で魅力であるといえます。
切手をネットオークションやフリマアプリで販売するデメリット
買取が成立しない場合がある
フリマアプリもネットオークションも個人対個人の取引となるため、絶対に売れるという確証はなく、購入希望者がいないと買取が成立しない場合があります。
売れない状態が続くと販売価格を下げることも検討すると思いますが、いくらに値下げすれば売れるという保証もありません。
売れない状態が不安でストレスに感じる人は、金券ショップや買取専門店に行き早めにいくらで売れるのかの白黒をつけることをおすすめです。
現金化されるのに時間がかかる
買取が成立しない場合があるのと同様に、フリマアプリやネットオークションはいつ売れるのかがわからないため現金化されるのに時間がかかるというデメリットがあります。
特にネットオークションは、売れた後でもなかなか支払い手続きをしなかったり、中には受け取り連絡をしない落札者もいるので、売上金を現金化するのに時間がかかる場合があります。
またフリマアプリも、運営が一旦売上金を預かる形態を取るため、売れた即日の現金化は難しくなります。すぐに現金化したいという場合は、フリマアプリやネットオークションよりも金券ショップや買取専門店の方が向いています。
梱包や発送に手間がかかる
気軽に出品できるというメリットがある一方、ネットオークションやフリマアプリでは、商品が売れた後の作業は面倒に感じることが多いです。
まずは発送するのに必要なグッズを揃えます。数枚の切手であれば封筒を、大量の切手であればダンボールなどを用意します。また発送する際に、宅配業者が運ぶにあたって雨などで濡れてしまわないよう、商品をビニールシートでカバーすることも大切です。
このようなグッズを揃えた上で梱包し、梱包したものを近くのコンビニなどに持ち込んで手続きをする必要があります。
この一連の作業に慣れている方は面倒に感じないかもしれませんが、ネットオークションやフリマアプリを利用したことがない方にとっては、この手順をたどるだけでも一苦労でしょう。
手数料や送料がかかる
切手買取専門店は手数料や査定料、送料などは全て無料ですが、フリマアプリやネットオークションは手数料や送料がかかります。
フリマアプリやネットオークションを利用する際にかかる手数料として、システム利用料や販売手数料、振込手数料などがあり、全てを合わせるとそれなりの金額になります。
このように、フリマアプリやネットオークションは無料では利用することができず、手数料などを差し引いた金額が実際に受け取れる金額になります。そのため手数料を無料で切手を売りたい場合は、切手買取専門店をおすすめします。
自分で切手の価値を調べる必要がある
ネットオークションやフリマアプリを利用するには、自分で売り出し価格を決めることになりますが、売り出し価格を決める際には切手の相場を調べることが必要になります。切手に精通していない人が相場を調べるのは大変であり、かなりの手間と時間がかかります。
さらにネットオークションやフリマアプリは説明文を自分自身で考えることが必要であり、ある程度の切手の専門知識がなければ説明文を考案することは難しいです。
そこで、自分で切手の買取相場を検索するのが面倒だという方は、他の買取方法も検討してみましょう。例えば金券ショップであれば、公式サイトに買取レートが掲載されているケースが多く、自分で買取相場を調べる必要がありません。
切手を買取してもらう方法としては、金券ショップで買取してもらう方法もあります。詳しく知りたい方は「切手を金券ショップで買取してもらうメリットやデメリットとは?」も参考にしてください。
また切手を少しでも高額で買い取ってもらい方は、買取専門店に依頼するのが一番です。切手の知識に長けているプロ査定士が在籍しているので、どのような切手の価値も正確に見抜き、適正な価格で買い取ってもらえるからです。
「切手の価値はわからないけどとにかく高く売りたい」という方は、切手買取専門店に依頼しましょう。ネットオークションやフリマアプリとは違い、手数料等がほとんどかからないので、手元に残せる金額も増やせるのがメリットです。
おすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。