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近代洋風建築シリーズ切手とは?
近代洋風建築シリーズ切手は、1981年から1984年にかけて第1集から第10集までが発行された特殊切手の1種です。その名の通り、日本の代表的な近代洋風建築が題材とされている切手です。
絵柄の美しさから人気がありますが、各切手が2800万枚から3000万枚と発行枚数が非常に多かったために希少価値はあまり高くなく、買取価格も高くはなっていません。額面はすべてが60円となっています。
近代洋風建築シリーズ切手の買取相場
近代洋風建築シリーズ切手は希少価値があまりないため、基本的には買取価格も低いものになっています。バラ切手の状態だと額面通りの価格から、高くても額面プラス10円ほどの買取価格になっています。
20面シートについても、1シートあたり1,200円から1,500円ほどと額面の8割から額面通りの買取価格となっています。みほん切手についてもあまり価値がなく、額面以下の買取価格がつくこともあります。
満月印などの珍しい消印が押されている使用済み切手にはある程度の価値があり、1枚でも100円ほどの買取価格になることがあります。
近代洋風建築シリーズ切手の買取相場一覧
大浦天主堂
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1981年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 長崎県にある大浦天主堂が題材となっています。江戸時代に建造された日本最古のカトリック教会で、国宝に指定されている建造物です。 |
表慶館
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1981年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 東京都にある表慶館が題材となっています。明治時代に開かれた日本最初の歴史ある美術館です。重要文化財に指定されています。 |
旧開智学校校舎
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1981年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 長野県にある旧開智学校校舎が題材となっています。明治6年に開港された開智学校の跡地です。重要文化財に指定されている建造物です。 |
同志社礼拝堂
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1981年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 京都府にある同志社礼拝堂が題材となっています。日本で現存している最古のプロテスタント教会で、重要文化財に指定されています。 |
聖ヨハネ教会
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 愛知県にある聖ヨハネ教会が題材となっています。明治40年に建造されたプロテスタント教会で、ロマネスク調が基調となっています。重要文化財に指定されている教会堂です。 |
旧札幌農学校演武場
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 北海道にある旧札幌農学校演武場が題材となっています。札幌のシンボルとなっている時計台が設置されています。重要文化財に指定されている建造物です。 |
旧日本銀行京都支店
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 京都府にある旧日本銀行京都支店が題材となっています。明治39年に竣工された赤レンガ造りが特徴の建物です。現在では重要文化財に指定されています。 |
旧済生館本館
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 山形県にある旧済生館本館が題材となっています。かつて明治11年に山形県立病院として建造されました。重要文化財に指定されている建造物です。 |
尾山神社神門
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 石川県にある尾山神社神門が題材となっています。明治8年に建造された門で、和洋の入り混じったデザインが特徴的です。重要文化財に指定されています。 |
旧岩崎家住宅
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 東京都にある旧岩崎家住宅が題材となっています。かつては三菱財閥の岩崎家の邸宅となっていました。重要文化財にも指定されている洋館です。 |
北海道庁旧本庁舎
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 札幌市にある北海道庁旧本庁舎が題材となっています。明治21年に建てられた赤レンガが目を引くアメリカ風の庁舎です。現在は重要文化財に指定されています。 |
旧西郷徒道住宅
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1982年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 愛知県にある旧西郷徒道住宅が題材となっています。東京都目黒区にあった西郷従道宅が移設されたものです。重要文化財に指定された邸宅です。 |
旧睦沢学校校舎
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 山梨県にある旧睦沢学校校舎が題材となっています。明治8年に建造された、当時取り入れられていた擬洋風建築のひとつです。現在では重要文化財に指定されています。 |
桜宮公会堂玄関
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 大阪府にある桜宮公会堂玄関が題材となっています。旧造幣寮鋳造所の玄関で、近代建築としては日本最古のものとされています。そのため現在は重要文化財となっています。 |
豊平館
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 北海道にある豊平館が題材となっています。開拓使によって建造された洋風のホテルで、当時の建築技術の資料としても知られています。現在では重要文化財に指定されています。 |
旧グラバー住宅
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 長崎県にある旧グラバー住宅が題材となっています。イギリス商人で親日家であったグラバー氏の住居として作られました。重要文化財に指定されている邸宅です。 |
旧五十九銀行本店
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 青森県にある旧五十九銀行本店が題材となっています。明治37年に青森銀行の本店として建造されたルネサンス風の店舗です。現在では重要文化財に指定されている建造物です。 |
旧学習院
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1983年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 千葉県にある旧学習院が題材となっています。明治32年に建造され、学習院の初等科が置かれていた建造物です。現在は重要文化財となっています。 |
日本銀行本店本館
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1984年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 東京都にある日本銀行本店本館が題材となっています。1896年に竣工された建物で、ネオ・バロック様式の構造が取り入れられています。重要文化財となっている建造物のひとつです。 |
旧ハンター住宅
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1984年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 額面から額面プラス10円 |
その他備考 | 兵庫県にある旧ハンター住宅が題材となっています。当時の外国人の生活の様子が分かる美しい洋風の建築物です。重要文化財に指定されている異人館です。 |
近代洋風建築シリーズ切手の買取実績
近代洋風建築シリーズ切手の過去の買取実績の一例は下記のとおりです。
切手 | 価格 |
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聖ヨハネ教会 | 60円 |
旧ハンター住宅 20枚シート | 1,300円 |
日本銀行本店本館 満月印が押された使用済み切手 | 110円 |
また、近代洋風建築シリーズ切手以外の特殊切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「特殊切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
近代洋風建築シリーズ切手の買取におすすめの専門店
バイセル
近代洋風建築シリーズ切手を買取に出す場合におすすめなのが、買取専門店のバイセルです。
近代洋風建築シリーズ切手は決してプレミア価値のつくシリーズではないので、切手の知識がない買取店に依頼すると額面の何%かで一律で買い取られてしまうことがあります。
バイセルでは切手1枚1枚の希少価値についてきちんと調べた上で査定額を出してもらえるので、保存状態や押された消印などによっては切手1枚でも高額の買取を期待することができます。またバイセルは他店よりも査定額が低かった場合は全品返却もしてくれるので安心して任せることができます。
バイセルの査定は無料で実施ているので、まずは気軽に近代洋風建築シリーズ切手の価値を確認する意味でも査定に出してみるとよいでしょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。