震災切手とは?
震災切手とは、1923年の関東大震災後に民間の印刷所にて発行された切手です。もともと東京に存在していた印刷局が関東大震災で被災し、倉庫内に保管してあった切手の大半以上は消失してしまいました。
そのような状態の中、震災前と同様に国が中心となって東京で新規の切手を作るのは物理的にも時間的にも難しいと判断し、民間の印刷所へ依頼し発行され生まれたのが震災切手です。当初は震災の影響が無かった大阪の精版印刷会社に印刷を依頼していましたが、後に東京でも秀英社で印刷されました。
従来の切手と違う点として、凸凹が存在しない平板印刷を用いているのが特徴です。元々応急処置的な面で作られた切手なので、用紙のすかしも「震災すかし」と呼ばれる程に従来の物よりも簡略化されています。
切手の発行は震災から翌月の10月25日に開始されましたが、当初の予定よりも早く東京の印刷所の復興も進んだ為、半年後の1924年の春頃には従来の切手の印刷も再開しました。従来の切手が再開された事で既に製造された震災切手は在庫が多く残ってしまったため、1925年の4月30日には震災切手は廃止されました。
震災切手の買取相場
震災切手は従来の切手に比べるとやや高値での値段が付きやすいですが、額面によっても異なります。
震災切手は9種類発行されていましたが、その内の4銭、5銭、8銭、10銭、20銭 と4銭以上の場合は2,000円以上の値が付くのに対し、5厘、1銭5厘、2銭、3銭と3銭以下の場合だと300円から1,000円程度と一気に安くなります。
震災切手は4銭以上か以下かで買取相場の価格が大きく変動する切手であると言えるでしょう。
その他のプレミア切手の買取相場について詳しく知りたい方は「プレミア切手とは?買取価格の相場を一覧で紹介!」も参考にしてください。
震災切手の買取実績
震災切手の過去の買取実績の一例は下記のとおりです。
切手 | 価格 |
---|---|
震災切手5厘 | 500円 |
震災切手2銭 | 1,000円 |
震災切手4銭 | 4,000円 |
震災切手20銭 | 5,000円 |
また、震災切手以外の普通切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「普通切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
震災切手の買取におすすめの専門店
バイセル
震災切手の買取に対応してくれる切手買取専門店は数多くありますが、その中でもおすすめなのがバイセルです。バイセルでは切手の高額買取に定評があり、仮に他店より1円でも安かった場合には全品返却にも対応するなど、高額買取への絶対的な自信が伺えます。
またバイセルでは切手の発行年数が短いものや記念品として製造されたもの、エラー品など流通数が少ない切手を「プレミア切手」として扱っていますが、震災切手もプレミア切手に該当するため、高価買取が狙えます。
過去のバイセルの買取実績で見ても、状態もよくシート状で複数枚保存されている切手に関しては、数万から十数万円の値で買取してもらった実績もあるようです。高価買取を希望する方は、バイセルの利用を検討するとよいでしょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。