目次
イギリス切手とは?
イギリス切手とは、イギリスで発行された切手全般のことを指す言葉です。イギリス切手は、1840年5月6日に世界で初めての切手であるペニーブラック切手が発行されて以来、長い歴史を持っています。
イギリス切手は国王や女王をあしらった高級感のあるデザインが魅力となっており、世界中に多数のコレクターがいます。そのため、プレミア切手も多数存在しています。
イギリス切手は「切手の生みの親」として知られているものの、実は国名が刻印されていません。そのためコレクターの間では、切手右上にある女王の肖像画の刻印などで国籍を判別したりします。
イギリス切手の買取相場
イギリス切手の買取相場は、額面割れするような普通切手から1枚で数万円の価値があるプレミア切手まで様々です。
イギリスの普通切手はハリーポッターやスターウォーズなどのユーモラスなデザインを取り入れたものが多く人気がありますが、希少価値はそれほど高くないため、買取相場は額面割れ〜数百円の間に留まります。
反面、歴史あるイギリス切手の中には多数のプレミア切手も存在します。特に1800年代に発行されたペンスブルー切手やペニーレット切手は非常に希少価値が高く、1枚あたり数万円で取引されています。
さらに貴重なのが、1847年発行のブルー・モーリシャス切手です。ブルー・モーリシャス切手はエラー切手であるため世界に26枚しか現存せず、幻の切手と言われています。
最後に発見されてから60年が経過しているため、新たに発見される可能性は非常に低いですが、発見されれば数億円の値がつくと言われています。
イギリス切手の買取相場一覧
ペニーブラック切手
項目 | 内容 |
---|---|
発行年度 | 1840年5月6日 |
額面の種類 | 1ペニー |
買取価格の目安 | 2〜10万円 |
その他備考 |
ペニーブラック切手は世界で初めて発行された切手です。図柄には当時の女王であるヴィクトリア女王がデザインされています。黒を基調としたデザインのため、当時は赤インクの消印が用いられました。
大変人気の高い切手のためプレミア価値が高く、状態の悪いものでも1枚2万円以上の買取価格がつきます。過去のオークションでは、状態が良く未使用のものが1枚40万円で取引されていた事例もあります。 |
ペニーブラック切手についてさらに詳しく知りたい方は、「ペニーブラック切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
ペンスブルー切手
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1840年5月7日 |
額面の種類 | 2ペンス |
買取価格の目安 | 3〜10万円 |
その他備考 |
ペンスブルー切手はペニーブラック切手に続いて世界で2番目に発行された切手です。偽造防止用のナンバーの印刷や透かし用紙の使用など現在でも用いられるような高い偽造防止技術を駆使して制作されています。図柄はペニーブラック切手と同じくヴィクトリア女王がモチーフになっています。
ペンスブルー切手は、ペニーブラック切手よりも希少価値が高いとされ、1枚あたり3万円以上で取引されます。 |
ペンスブルー切手についてさらに詳しく知りたい方は、「ペンスブルー切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
ペニーレッド切手
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1841年2月10日 |
額面の種類 | 1ペニー |
買取価格の目安 | 5,000~7,000円 |
その他備考 |
ペニーレッド切手は、ペンスブラック切手の後継として発行された切手です。ペンスブラック切手で使用された赤色の消印が簡単に消して偽造することができてしまったため、黒い消印が使用できる赤を基調とした切手として作られました。
ペニーレッド切手はペンスブラック切手やペンスブルー切手と比較すると希少価値は高くありませんが、それでも1枚当たり6,000円前後の高値は期待できます。 |
ブルー・モーリシャス切手
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1847年 |
額面の種類 | 2ペンス |
買取価格の目安 | 1億円以上(推定) |
その他備考 |
ブルー・モーリシャス切手は、世界でも五本の指に入る超プレミア切手です。デザインは青地にヴィクトリア女王があしらわれたありふれたものですが、「POST PAID(料金支払い済み)」と印字すべき箇所に誤って「POST OFFICE(郵便局)」と印字してしまったエラー切手です。
元の枚数も少ない上、現存する切手の数が非常に限られているため、新たに発見されれば1億円以上の値がつくと言われています。 |
ブルー・モーリシャス切手についてさらに詳しく知りたい方は、「ブルー・モーリシャス切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」を参考にしてください。
肖像と国章シリーズ切手
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1937~1939年 |
額面の種類 | 7ペンス、10ペンス、1シリング、他 |
買取価格の目安 | 100~1,000円 |
その他備考 |
肖像と国章シリーズ切手は、当時のイギリス国王であるジョージ六世の肖像とイギリスの国章をあしらった切手です。様々な色と額面で発行されたため、コレクションアイテムとして人気があります。
バラ売りでは1枚数百円程度の買取相場ですが、コレクション済みのものは価値が上がり、1枚あたり1,000円以上の買取も見込めます。 |
古城シリーズ切手
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1955年、1959年、1963年 |
額面の種類 | 1スターリング、1ポンドなど |
買取価格の目安 | 1,000~10,000円前後 |
その他備考 |
古城シリーズ切手は、イギリスの古城をデザインした切手です。様々なデザインのものが発行されており、コレクター人気が高い切手です。
同シリーズの中でも種類によって価値にばらつきがあり、概ね1,000~10,000円程度の買取相場となります。 |
イギリス切手の買取実績
イギリス切手の過去の買取実績の一例は、下記のとおりです。
切手 | 価格 |
---|---|
古城シリーズ切手4種コレクション | 10,000円 |
使用済みのペンスブルー切手 | 30,000円 |
ペニーブラック切手 | 100,000円 |
イギリス以外の外国(海外)切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「外国切手の買取価格の相場一覧と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」も参考にしていただければと思います。
イギリス切手の買取におすすめの専門店
バイセル
イギリス切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。
イギリス切手はコレクター人気の高いアイテムだけに、古い切手やシリーズものの切手は特に高値での買取が期待できます。しかし金券ショップや質屋などの買取店では、切手の価値を理解している査定士がいないことが多く、プレミア価値を無視した額面通りの低額で買い取られてしまうことが多いです。
バイセルでは、切手専門のプロの査定員が1枚1枚の切手について丁寧に鑑定していきます。バイセルは外国切手の査定にも強みを持っており、切手本来の価値だけでなく、切手の状態や現在の海外での流通状況なども考慮しながら総合的にイギリス切手の価値を判断してくれるので、安心して任せることができます。
バイセルの査定は無料で実施してもらえるので、気軽に依頼することをおすすめします。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。