翁の面切手とは?
翁の面切手は、1952年に発行された年賀切手です。翁の面切手は、お年玉付き年賀状の景品である非売品の4枚綴りのお年玉切手シートと、20枚綴りの市販シートの2つの形態で発行されました。発行枚数は記念切手シートが308万枚、20枚シートが1,000万枚です。
前の年の1951年まで、年賀記念切手の額面は2円でしたが、翁の面切手からは5円に引き上げられています。これは、インフラの煽りを受け郵便料金が改定されたためと言われています。
翁の面切手には、能楽で用いられる翁の面が描かれています。翁の面は、能楽が大成する以前より舞踊に用いられていた、歴史のある面です。五穀豊穣や天下泰平を願う舞に用いられる面のため、お正月に1年の繁栄を祈るにふさわしいデザインです。
翁の面切手は、1952年の1月16日に発行されました。つまり、その年のお正月が終わった後に発行されたのです。またその年の年賀状は2円切手で送ることができたため、額面が5円の翁の面切手が年賀状用の切手として用いられることはほとんどありませんでした。
そのため、翁の面切手は他の切手と異なり、未使用品よりも使用済みの品のほうが枚数が少なく高値で取引されることがあります。
翁の面切手の買取相場
翁の面切手は、お正月を過ぎてから発行された特殊な事情を持つ年賀切手のため、希少価値が高く高値で取引されています。
バラ切手の場合、買取相場は100円〜200円程度となります。しかし前述の通り、使用済み切手の流通量が少ないため、FDC(初日カバー:発行当日の消印が押された切手のこと)などの場合、非常に価値が高まり1枚当り数千円で取引された例もあります。
一方未使用の年賀記念切手シートの場合、買取相場は2,500円〜3,000円、20枚シートの場合には10,000円〜40,000円となります。
また、翁の面切手以外のお年玉切手シートの買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「お年玉切手シートの買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
翁の面切手の買取実績
翁の面切手の過去の買取実績の一例は、以下の通りです。
切手 | 価格 |
---|---|
翁の面切手(バラ) | 200円 |
翁の面切手(FDC) | 3,000円 |
翁の面切手(年賀記念切手シート) | 2,500円 |
翁の面切手(20枚シート) | 17,000円 |
また、翁の面切手以外の年賀切手の買取実績についてさらに詳しく知りたい方は「年賀切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
翁の面切手の買取におすすめの専門店
バイセル
翁の面切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。翁の面切手は、使用済みでも価値が下がりにくいという特殊な事情を持った切手です。
切手の知識が乏しい買取店の場合、せっかく価値のある使用済みの翁の面切手であっても、他の使用済み切手同様、一律の低価格で買い取られてしまうケースがあります。価値があると思って査定に出しても、安い金額しか値がつかなかったら悲しい気持ちになりますよね。
一方でバイセルでは、切手の専門知識を有した査定員が買取を行うため、切手の背景知識を踏まえた上で査定を受けることができます。万が一査定金額に納得できなかった場合も「押し買い」することはありませんので、安心して査定依頼できます。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。