樋口一葉切手とは?
樋口一葉は明治5年(1872年)に東京で生まれ、近代になって初めての職業女流作家として活躍しました。24年の短い生涯でしたが、「たけくらべ」「にごりえ」などの優れた作品を残し、日本の近代文学史に残る女流作家として、その名を知られています。
樋口一葉は5,000円紙幣の肖像になっていますが、肖像画が描かれている切手も発行されており、コレクターの間では「樋口一葉切手」と呼ばれています。
樋口一葉切手が発行されたのは昭和26年(1951年)であり、額面8円の郵便切手として1,000万枚発行されました。単色印刷された切手には樋口一葉の肖像が描かれおり、基本的なデザインは他の第一次文化人切手シリーズの切手と同じです。
樋口一葉切手は全18種類の文化人の切手が発行された「第一次文化人切手シリーズ」の中の1枚であり、第一次文化人切手シリーズの中ではやや高めの価値があります。
樋口一葉切手に限ったことではありませんが、第一次文化人切手シリーズの切手はシート切手の残存数が少なく、シートの状態だと特に希少価値が上がります。状態が良ければかなりの高値が付きますので、買取に出す場合は、詳しい査定士が在籍している切手買取専門店で査定を受けることをおすすめします。
なお、樋口一葉の肖像が描かれている切手は、第一次文化人切手シリーズの他に、昭和56年(1981年)11月に発行された「近代美術シリーズ」もありますが、一般的に「樋口一葉切手」と呼ばれているのは、第一次文化人切手シリーズの方です。近代美術シリーズの方は「一葉切手」と呼ばれています。
樋口一葉切手の買取相場
樋口一葉切手の買取相場はバラ切手で30円~400円程度、シート切手で7,500円程度になります。
バラ切手は切手の状態によって大きく異なり、使用済みの切手だと基本的には100円以下の値しか付きませんが、珍しい消印が押印されていると査定額が大幅にアップする可能性があります。
そのため、樋口一葉切手の価値を適正に判断するには、切手に深く精通している査定士が在籍している買取専門店で査定を受けることが必要になってきます。
樋口一葉切手のシート切手の買取相場は7,500円になっていますが、樋口一葉切手のシート切手は残存数が少ないため、状態が良ければ査定額が大幅にアップすることがあります。いずれにしても、樋口一葉切手の価値を適正に判断するには、特殊切手に詳しい査定士に査定を受けることが必要です。
ちなみに、「近代美術シリーズ」の「一葉切手」の買取相場は、ほぼ額面の60円での買取になります。
樋口一葉切手の買取実績
樋口一葉切手の過去の買取実績の一例は、下記のとおりです。
切手 | 価格 |
---|---|
樋口一葉切手(額面8円)バラ切手(使用済み) | 40円 |
樋口一葉切手(額面8円)バラ切手(未使用) | 290円 |
樋口一葉切手(額面8円)シート切手 | 6,800円 |
また、樋口一葉切手以外の文化人切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「文化人切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
樋口一葉切手の買取におすすめの専門店
バイセル
樋口一葉切手は70年近く昔に発行されたプレミアム価値のある特殊切手ですので、金券ショップではなく、切手買取専門店で査定を受けることが必要です。金券ショップに査定に出しても、額面通りの査定しかしてくれないので、樋口一葉切手では最大8円または値段がつかないとされてしまいます。
このようなプレミア価値のある樋口一葉切手の買取には、高額査定に定評があるバイセルがおすすめです。バイセルには特殊切手に深く精通している査定士が善行に在籍しているので、樋口一葉切手の価値を適正に判断してくれます。
また樋口一葉切手の他に特殊切手が多数ある場合も、バイセルの査定がおすすめです。過去にバイセルでは、部屋の奥に眠っていた多くの切手に、合計1,212,000円の値が付いた実績があり、思いもしなかった高値が付くことが期待できます。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。