上村松園切手とは?
上村松園(うえむら しょうえん)は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した日本画家で、1948年(昭和23年)に女性としては初めて文化勲章を受章しました。「母子」「晩秋」などの母を追慕する作品や、「花がたみ」「焔」などの異色作が高く評価されています。
上村松園切手は、上村松園の肖像と代表作の「序の舞」が描かれた特殊切手で、上村松園の肖像写真は著名な写真家である土門拳氏が撮影したものを使用しています。原画を構成したのは大蔵省印刷局工芸官の及川滋氏で、版式刷色はグラビア5色・凹版1色です。
上村松園切手が発行されたのは1999年(平成11年)11月4日(木)で、川端康成切手・葛飾北斎切手とともに文化人切手シリーズ第8集として全国の郵便局で発売されました。
発行枚数は1,800万枚、売価は960円(80円郵便切手×12枚)、シート構成は10枚(縦5枚・横2枚)で発行され、現在は特殊切手として取引されています。
上村松園切手の買取相場
上村松園切手の買取相場は、バラで約80円、シートで約900円となっています。
上村松園切手が発行されたのは1999年(平成11年)であり、発行されてからまだ20年しか経過していないため、希少性は高いとはいえません。そのため、特殊切手であってもプレミア価値はつかず、額面金額での買取がほとんどです。
上村松園切手は、1992年(平成4年)から2004年(平成16年)にかけて発行された「第二次文化人切手シリーズ」の中の1枚であり、第二次文化人切手シリーズは北里柴三郎切手や本居宣長切手など全部で31種類あります。
上村松園切手を含む第二次文化人切手シリーズは、全31種類が揃っている場合は買取価格がアップする可能性があります。
なお、上村松園の切手は、1965年(昭和40年)4月20日に発行された日本郵便 切手趣味週間の「上村松園 序の舞」切手など他にも発行されていますので、それらの切手と混同しないようにご注意ください。
上村松園切手の買取実績
上村松園切手の過去の買取実績一例は、下記のとおりです。
切手 | 価格 |
---|---|
上村松園切手 バラ | 80円 |
上村松園切手 シート | 900円 |
また、上村松園切手以外の文化人切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「文化人切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
上村松園切手の買取におすすめの専門店
バイセル
上村松園切手は特殊切手に分類されますが、発行されてから20年しか経過していないため、プレミア価値はほとんどつかないのが現状です。
しかし、上村松園切手は第二次文化人切手シリーズを構成する1枚であるため、上村松園切手を含む第二次文化人切手シリーズの全31種類の切手が揃っていると、買取価格がアップされる可能性があります。
上村松園切手を含む第二次文化人切手シリーズの全てが揃っている場合は、買取価格の上乗せが期待できる切手買取専門店に持ち込むのが賢明です。金券ショップやリサイクルショップに第二次文化人切手シリーズの切手を持ち込んでも、買取価格の上乗せは期待できません。
バイセルは切手買取専門店であり、第二次文化人切手シリーズなどのシリーズ物の切手買取の実績が豊富です。記念切手をメインに収集されたコレクションの買取価格が350,500円という買取実績もあり、バイセルは文化人切手シリーズなどの特殊切手の買取に定評があります。
第二次文化人切手シリーズの全てが揃っている場合、バイセルだと額面金額にプラスアルファの上乗せが期待できますので、上村松園切手などの特殊切手のシリーズ物の買取は、シリーズ物の特殊切手の買取に定評があるバイセルがおすすめです。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。