こけし切手とは?
こけし切手とは、昭和31年に年賀切手として発行された切手です。発行枚数はおよそ600万枚で、バラ切手の他、20枚が綴りになったシート、お年玉付き年賀状の景品の記念切手シートであるお年玉切手シート(4枚綴りの非売品)が存在します。
年賀切手には、干支にちなんだ動物の他、各地の民芸品などがデザインに描かえることが一般的です。この年の年賀切手には、宮城県の伝統工芸品であるこけしがモチーフとされています。
こけし切手には、宮城県の職人である佐藤好秋作のこけしと、新山栄五郎作のえじこが描かれています。えじことは、東北地方で主に用いられたあかちゃんを寝かせる籠のことです。
えじこは、穴の空いた円形の部品にこけしがすっぽりと包まれたようなデザインをしており、えじこの中で安心して眠るあかちゃんの安らかな様子を表しています。
宮城県のこけしは、江戸時代末期から製作が開始されたと言われています。元々こけしは、東北地方の温泉地でお土産として売られていた玩具です。使用された赤色の塗料には、天然痘を防ぐ効果があると言われており、無病息災のシンボルとして扱われました。
さらにこけし切手に描かれたこけしは、二体合わせて松竹梅となる着物の絵柄をまとっており、何ともお正月らしいおめでたい出立ちです。
こけし切手の買取相場
こけし切手は、残念ながら1枚数万円のプレミア切手級の価格が期待できる切手ではありません。
バラ切手の場合は1枚50〜100円程度、シートの場合は1,000円〜3,000円程度、年賀記念切手シートの場合は500円〜1,000円程度が相場です。
価格のばらつきは、切手の保存状態により異なります。こけし切手は、こけしの美しい模様と色彩が評価されている切手のため、色あせが少なかったり未使用品であれば高値を期待することもできます。
また、こけし切手以外のお年玉切手シートの買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「お年玉切手シートの買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
こけし切手の買取実績
こけし切手の過去の買取実績の一例は、以下の通りです。
切手 | 価格 |
---|---|
こけし切手(バラ) | 70円 |
こけし切手(シート) | 1,000円 |
こけし切手(年賀記念切手シート) | 500円 |
また、こけし切手以外の年賀切手の買取実績についてさらに詳しく知りたい方は「年賀切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
こけし切手の買取におすすめの専門店
バイセル
こけし切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。こけし切手は、残念ながら驚くような高値が期待できる切手ではありません。しかし保存状態によっては、相場を上回る価格で買取してもらうことも可能です。
バイセルでは切手の専門知識を有した査定員が査定を行うので、切手の保存状態も含めて価格を算出してくれます。そのため、切手の銘柄だけを評価して一辺倒な価格で買取を行う買取店と比較すると、圧倒的に高値での買取を期待することができます。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。