与謝野晶子切手とは?
与謝野晶子切手とは、1992年に第二次文化人切手のコレクションのひとつとして発行された切手です。額面は62円で発行枚数は2,200万枚です。切手のデザインには、日本の女流作家のさきがけである与謝野晶子の肖像があしらわれています。
与謝野晶子は、1878年(明治11年)に大阪の和菓子屋の三女として生まれます。幼い頃から兄の影響を受け、小説や古典文学に慣れ親しみながら育ちます。
成人してからは、実家の和菓子屋の手伝いをしながら和歌の創作を行っていました。そして1900年、歌会で知り合い後の夫となる与謝野鉄幹と不倫関係となり、活動の場を鉄幹が主催する文芸雑誌「明星」に移します。
鉄幹と知り合った翌年には上京し、代表作のひとつである小説『乱れ髪』を発表します。『乱れ髪』は、当時はタブーとされていた女性の官能を大胆に表現した作品で絶大な反響を巻き起こしました。
その後、日露戦争へ出征する弟のことを詠んだ『君死にたまふことなかれ』や、源氏物語の翻訳本として現代でも定評のある『新訳源氏物語』などの代表作を残します。
また、1912年には夫の鉄幹とともにパリを訪れます。海外で女性教育に必要性について実感した晶子は、1921年に日本初の男女共学校である文化学院の開設にも携わります。
与謝野晶子切手は、男性社会であった明治維新後の日本に、女性の気持ちや感性に光を当て世に紹介した与謝野晶子の先見性を垣間見ることができる切手です。
与謝野晶子切手の買取相場
与謝野晶子切手の買取相場は額面と同程度(62円前後)です。
与謝野晶子切手は発行枚数が2,200万枚と比較的多いため珍しい切手ではありません。そのため残念ながら額面の数十〜数百倍というプレミア切手のような買取価格は期待できません。
ただし10枚綴シートの場合には、美品の数が限られています。そのため、1シートあたり650〜720円と、額面より少し高めの値段がつく可能性もあります。
与謝野晶子切手の買取実績
与謝野晶子切手の過去の買取実績一例は、下記のとおりです。
切手 | 価格 |
---|---|
与謝野晶子切手(バラ) | 62円 |
与謝野晶子切手(バラ) | 85円 |
与謝野晶子切手(10枚シート) | 650円 |
与謝野晶子切手(10枚シート) | 720円 |
また、与謝野晶子切手以外の文化人切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「文化人切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
与謝野晶子切手の買取におすすめの専門店
バイセル
与謝野晶子切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。
与謝野晶子切手は、単片であればそれほど高値を期待することができない切手です。しかし、他の文化人切手と抱合せでコレクションされているなどの事情があれば、コレクション全体の価値に伴って予想以上の金額で買取ってもらえることもあります。
バイセルではコレクションされた切手を査定する際には、コレクション全体の総合的な価値を判断し、買取価格を査定してくれます。そのため、与謝野晶子切手であっても比較的高値で買取ってもらえる可能性が高まります。
他店よりも安い金額をつけた場合には全品返却にも応じるほど高額買取に自信を持っているので、ぜひ利用したい買取店です。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。