赤べこ切手とは?
赤べこ切手は昭和36年用年賀切手で、昭和35年(1960年)12月20日に発行されました。昭和36年は牛年であったため、切手の図案は赤色の牛の張子人形「赤べこ」が採用されました。
赤べこは福島県会津地方の郷土玩具で、「べこ」とは東北地方の方言で「牛」という意味です。切手に描かれている赤べこは、福島県会津若松市の有限会社荒井工芸所が製作したもので、荒井工芸所は今でも会津若松市で赤べこなどの民芸品の製作を続けています。
荒井工芸所が製作した赤べこが切手の図案に採用された理由は、昭和32年に当地をご訪問された昭和天皇が、荒井工芸所が製作した赤べこをお買い求めになられたからです。
ちなみに赤べこが図案の切手は、ふるさと切手「地方自治法施行60周年記念シリーズ 福島県」の中の1枚として平成28年5月11日にも発行されていますが、コレクターの間で「赤べこ切手」と呼ばれているのは昭和36年用年賀切手の方です。
額面は5円で年賀切手(5円×20枚 1シート)と、お年玉くじ付き年賀はがきの景品の小型シート「お年玉切手シート」(5円×4枚)の2種類発行され、発行枚数は800万枚です。
赤べこ切手の買取相場
今から約60年前の切手ですが、大量に発行された年賀切手ですので、希少性はそれほど高くなく、額面以上の価格での買取は期待できるものの、高値での買取はあまり期待できません。
バラの買取相場は25円~100円程度です。額面よりは高い値段は付きますが、同年代の他のプレミアム切手と比べると買取相場は低いです。
20枚シートは500円~1,000円程度、小型シートは200円~250円程度の値段が付きます。
また、赤べこ切手以外のお年玉切手シートの買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「お年玉切手シートの買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
赤べこ切手の買取実績
赤べこ切手の過去の買取実績の一例は、以下の通りです。
切手 | 価格 |
---|---|
赤べこ切手(バラ並品) | 25円 |
赤べこ切手(バラ美品) | 40円 |
赤べこ切手(20枚シート美品) | 900円 |
赤べこ切手(小型シート美品) | 250円 |
また、赤べこ切手以外の年賀切手の買取実績についてさらに詳しく知りたい方は「年賀切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
赤べこ切手の買取におすすめの専門店
バイセル
赤べこ切手は単体では高値での買取は期待できませんが、同年代の他の年賀切手とセットであれば買取価格はアップします。昭和35年用年賀切手「米食いねずみ」から昭和46年用年賀切手「いのしし」までの十二支が全て揃っていれば、高い値段が付く可能性はあります。
他の年賀切手と一緒に買い取ってもらうのであれば、年賀切手やプレミアム切手の買取実績が豊富なバイセルがおすすめです。
バイセルでは、部屋の奥に眠っていた枚数不明の切手の買取価格が100万円を超えた実績があります。枚数が増えるほど高値が付く傾向があるので、高額買取を希望する方はバイセルで査定を受けると良いでしょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。