鯛えびす切手とは?
鯛えびす切手は昭和34年用の年賀切手で、昭和33年(1958年)に額面5円で1,500万枚発行されました。
当時は年賀切手(シート5円20枚綴り)とお年玉くじ付き年賀はがきの景品の小型シート「お年玉切手シート」(シート5円4枚綴り)の2種類が発行され、現在でも比較的多くの小型シートが流通しています。
切手の図案には四国の高松の「鯛えびす」が採用され、赤・赤味黄・青・黒の刷色で印刷されました。鯛えびすとは高松市を中心とする讃岐地方の郷土玩具で、鯛の上に七福神の恵比寿天が乗っている嫁入り人形の一種です。
鯛えびす切手の図案に採用された鯛えびすは、高松市栗林町在住の宮内フサ(当時74歳)さんが作ったもので、切手が発行された昭和33年当時は、鯛えびすを作れるのは宮内フサさんしかいませんでした。
ところが、鯛えびすが昭和34年の年賀切手の図案に採用されたことがきっかけで、鯛えびすの人形の人気が復活し、丈夫な紙の張り子として再び作られるようになりました。
ちなみに切手の図案に郷土玩具が採用されたのは昭和29年用年賀切手の「三春駒」からですが、鯛えびす切手が発行された翌年の昭和35年からは、その年の干支にちなんだ郷土玩具が年賀用切手の図案に採用されるようになっています。
鯛えびす切手の買取相場
鯛えびす切手は今から60年以上前に発行された年賀切手ですが、1,500万枚も発行されたため希少性に乏しく、買取相場はそれほど高くはありません。
バラ切手の買取相場は20円~50円程度で、美品であっても100円を超える値が付くのは難しいです。
小型シートの買取相場は150円~600円程度で、流通量が多いため、60年以上昔の切手とはいえ買取相場はこの程度です。
20枚シートの流通量は少ないですが、同年代の他のプレミアム切手と比べると買取相場は低く、買取価格は500円~800円程度になります。
また、鯛えびす切手以外のお年玉切手シートの買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「お年玉切手シートの買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
鯛えびす切手の買取実績
鯛えびす切手の過去の買取実績の一例は、以下の通りです。
切手 | 価格 |
---|---|
鯛えびす切手(バラ並品) | 20円 |
鯛えびす切手(バラ美品) | 50円 |
鯛えびす切手(20枚シート美品) | 500円 |
鯛えびす切手(小型シート美品) | 300円 |
また、鯛えびす切手以外の年賀切手の買取実績についてさらに詳しく知りたい方は「年賀切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
鯛えびす切手の買取におすすめの専門店
バイセル
鯛えびす切手は希少性に乏しく、鯛えびす切手だけでは高値での買取は厳しいです。しかし、年賀切手の図案に初めて郷土玩具が採用された「三春駒」から「鯛えびす」まで全て揃っていると買取価格は大幅にアップするので、なるべくセットで査定を受けることが高値買取のコツです。
そして60年以上昔の年賀切手の小型シートがセットで揃っている場合は、バイセルで査定を受けると良いでしょう。バイセルは枚数の多いシート切手を320,000円で買い取った実績があり、鯛えびす切手を含む年賀切手を高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。
バイセルでは査定を無料で受けられるので、自分が持っている切手の価値を知りたいという方でも、ぜひ気軽に査定に出してみましょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。