富士山切手とは?
富士山切手とは、昭和11年に発行された年賀切手です。年賀切手は、年賀はがきに利用するための切手として毎年図柄を変えて発行されますが、富士山切手はその初代にあたるものです。額面は1.5銭となっています。
その名の通り、切手の図柄には堂々とした富士山の絵が用いられ、その周囲を大日本帝国の菊の紋と、松竹梅の花の縁が彩る構図が用いられています。切手に用いられた富士山の絵の原画は、渡辺華山の『富嶽之図』です。
渡辺華山は、江戸時代の武士で画家としても名を馳せた人物です。渡辺は三河田原藩の家老として優れた藩政改革を成し遂げ、幕府から表彰を受けた人物です。しかし後に海防論を巡って幕府と対立したことから、蛮社の獄で処刑され非業の最期を遂げます。
教科書等では蛮社の獄で名が知られる渡辺華山ですが、画家としても写術的な画報で広く知られていました。「富嶽之図」以外にも、「鷹見泉石像」・「佐藤一斎像」・「市河米庵像」など多数の代表作を残しています。
富士山切手は、初の年賀切手というプレミア価値とデザインの秀逸さが相まって、切手コレクターの間では今もなお高い人気を誇っています。
富士山切手の買取相場
富士山切手は、未使用品と使用済み品で天と地程の買取価格の開きがあります。これは、富士山切手の発行枚数が3億枚以上と非常に多いため、使用済み品はさほど珍しくないためです。対して、未使用品の場合には時代を経て美品が少ないため、希少価値は高まります。
富士山切手は、未使用品であれば、バラでも1枚1,000円前後の値がつく希少価値の高い切手です。
シートの未使用品の場合はさらに高値が期待でき、20枚シートの買取相場は、1シート10万円での買取例も珍しくありません。
ただし、使用済みのものは大幅に値落ちしてしまい、買取価格はバラ1枚で60円程度にとどまります。
富士山切手の買取実績
富士山切手の過去の買取実績の一例は、以下の通りです。
切手 | 価格 |
---|---|
富士山切手(バラ) | 1,000円 |
富士山切手(使用済み) | 60円 |
富士山切手(20枚シート) | 10万円 |
富士山切手(みほん切手) | 1.5万円 |
また、富士山切手以外の年賀切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「年賀切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。
富士山切手の買取におすすめの専門店
バイセル
富士山切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。
富士山切手など発行から数十年を経ているような切手の場合、切手の状態が買取価格を左右します。切手の状態を見極めるには、切手本体の折れや破損の状況に加え、裏糊の状態や目打ち(ギザギザ部分)の状態なども細かくチェックする必要があります。
バイセルは、大量の切手やコレクションされた切手であっても、個々の切手の状態を細かく査定してくれるため、希少価値の高い富士山切手も見逃さず査定し、適切な価格で買取を実施してくれることが期待できます。
また、富士山切手をはじめとしたプレミア切手の買取実績も豊富に持ち合わせているため、査定に関する知識と実績についても申し分ありません。査定は無料なので、気軽に問い合わせてみましょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。