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馬と文化シリーズ切手とは?
馬と文化シリーズ切手は、日本の石器時代から始まる馬と人間の文化や交流をデザインした記念切手です。1990年6月から1991年2月にかけて5回シリーズで、各種1,000~3,000万枚発行されました。
古来日本では、馬は紀元前の時代から狩猟、家畜、農耕、戦争、祭祀などで人との生活に密接にかかわってきました。切手の絵柄は森田基治氏によってデザインされ、江戸から桃山までの、中世時代から現代に至るまでの馬と人の生活をあらわした絵画や美術作品の中から選ばれました。
馬と文化シリーズ切手の買取相場
馬と文化シリーズは希少価値の高い人気切手だけに、マニアの間では大変注目されており、入手が困難です。しかし買取価格はそれほど高額ではなく、およそ額面の7割程度からの買い取りとなります。
シートは20枚入りとなっていますが、特にシートだからといって価値が上がるわけではなく、単にバラ×20枚の価格である800~1200円程度になるでしょう。
馬と文化シリーズにはみほん切手も存在していますが、近年発行された特殊切手(シリーズ切手)のみほん切手は価値が低いため、馬と文化シリーズのみほん切手も価値があまり高くなく、数円~数十円が買取相場となっています。
また通常の使用済み切手は価値が低く買取価格が0~10円となるのに対し、馬と文化シリーズの使用済み切手は、例えば1991年1月31日に発行された第4集 郵便現業絵巻・郵便物運送馬車62円切手の和欧機械印や満月印のものは珍しく、30~100円程度の価値が付くことがあります。
馬と文化シリーズ切手の買取相場一覧
厩図屏風
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 厩舎につながれた駿馬を描いた江戸初期の屏風絵で、武家風俗をあらわした作品です。現在は馬事文化財団所蔵されています。 |
仔馬
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 昭和14年に西山翠嶂によって描かれました。 |
芦穂蒔絵鞍
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 昭和16年に佐々木象堂によって描かれた色絵銅です。生後7日目で親よりも疾く走るという馬が描かれています。現在は真野宮宝物館に所蔵されています。 |
芦穂蒔絵鎧
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 馬と文化2集の芦穂蒔絵です。2種連刷されています。 |
馬
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 昭和14年に西山翠嶂によって描かれました。杭につながれた馬をあらわしています。的確な描線で写実的に描かれているのが特徴です。現在は京都市博物館に所蔵されています。 |
賀茂競馬文様小袖
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 上半身は紅絞染の角立石畳文様、下半身は斜に京・上賀茂神社の5月5日の行事・競馬が描かれています。友禅染の細部は白い糊糸目が繊細に用いられています。 |
佐々木象堂
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 無形文化財の保護育成のために伝統工芸の技術の保存と活用されています。 |
郵便現業絵巻・郵便物運送馬車
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 明治期の郵便局窓口の様子や、郵便局内外での作業風景を描いた絵図です。 |
佐野渡硯箱
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 尾形光琳蒔絵の江戸時代の硯箱です。斬新な蒔絵、古い硯、筆や墨はさみなどもあります。 |
武州千住図
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 冨嶽三十六景と千住. 武州千住 北斎が描いた場所です。 |
春暖
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1990年 |
額面の種類 | 62円 |
買取価格の目安 | 40~70円 |
その他備考 | 富嶽三十六景で葛飾北斎により描かれました。 |
馬と文化シリーズ切手の買取実績
馬と文化シリーズ切手の買取実績は、次の通りとなっています。
切手 | 価格 |
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馬と文化シリーズ 全種セット | 1,000円 |
厩図屏風バラ1枚 | 60円 |
武州千住図バラ1枚 | 54円 |
また、馬と文化シリーズ切手以外の特殊切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「特殊切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

馬と文化シリーズ切手の買取におすすめの専門店
バイセル
人気の馬と文化シリーズ切手におすすめの専門店がバイセルです。バイセルは高価買取と幅広い切手の買取に対応していることに定評があります。
一般的に、切手はリサイクルショップや質屋などに買取をしてもらうことも可能ですが、状態が悪かったり、希少価値が低かったりするものは値段がつかないケースもあります。せっかく査定に出しても価格が付かなく、また別の専門店を探すとなると、二度手間となってしまいます。
バイセルでは、プロの査定士が切手の査定をしてくれ、過去に馬と文化シリーズの切手も買取してきた実績があるので、安心して査定を依頼することができます。
査定は無料で行ってくれるので、切手の買取を検討している方はまずはバイセルで査定を依頼するとよいでしょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。