沖縄(琉球郵便)切手
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沖縄(琉球郵便)切手とは?

沖縄(琉球郵便)切手とは、1945年から1972年にかけてアメリカの統治下にあった沖縄にて発行されていた切手です。そのため額面には円や銭だけでなく、セントも使われているものが存在しています。

 

沖縄の風景や文化が図柄に取り入れられているのが特徴的で、切手コレクターからも人気のある切手となっています。また、沖縄が日本に復帰する際に発行が停止されたことから希少価値が高まり、沖縄切手の価格は高騰していました。

 

沖縄切手には琉球郵便の表記がされているため、琉球郵便切手と呼ばれることもあり、この二つはほぼ同じ意味合いとなっています。沖縄切手の中には希少価値が高く買取価格が高いものがあり、中には印刷ミスなどのエラー切手も存在するので高額での買取を期待することができる切手となっています。

 

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沖縄(琉球郵便)切手の買取相場

沖縄(琉球郵便)切手の中で1958年以降に発行されたものは価値が低く、買取価格は額面程度となってしまっています。

 

逆に1958年以前に発行されたものは価値が高く、買取価格はバラ切手でも1,000円を超えるものが多く存在しています。特に「改訂加刷切手 100円」は価値が高く、1枚で10万円で買取されたこともあるプレミア切手となっています。また、シートやシリーズがすべてそろった状態であれば買取価格が高くなります。

沖縄(琉球郵便)切手の買取相場一覧

第1次普通切手

項目 内容
発行年度 1948年
額面の種類 5銭、10銭、20銭、30銭、40銭、50銭、1円
買取価格の目安 100~25,000円
その他備考 沖縄の植物や船、人物が図柄になっている切手です。灰白紙が使われた初版と白紙の再版が存在しています。

 

買取相場は多くの額面のものが100~200円ですが、40銭の額面のものは2,000円程度、初版の1円のものは価値が非常に高く20,000円を超えるものもあります。

第2次普通切手

項目 内容
発行年度 1950年
額面の種類 50銭、1円、2円、3円、4円、5円
買取価格の目安 10~1,500円
その他備考 貝殻、竜の頭、首里城、沖縄乙女など、一般公募から選ばれたデザインの図柄になっています。

 

買取相場は50銭が10円、1円が100~150円、2円と4円と5円が500~700円程度ですが、3円切手は1,500円程度の買取価格になることもあります。

はと沖縄(琉球郵便)切手

項目 内容
発行年度 1950年
額面の種類 8円、12円、16円
買取価格の目安 500~4,500円
その他備考 鳩と琉球諸島の地図がデザインされた図柄になっています。当時の航空郵便に利用されていたものです。

 

買取相場は16円の額面のものは500~1,000円程度ですが、12円のものは1,000~2,000円、8円のものは2,500~4,500円程度になります。

改訂加刷切手

項目 内容
発行年度 1952年
額面の種類 10円、100円
買取価格の目安 500~100,000円
その他備考 額面が10円のものには第一版~第三版まで発行されており、「唐じし」がデザインされています。買取価格は第三版>第一版>第二版となっており、第三版で2,000円、第一版で1,000円、第二版で500円程度の価値となります。

 

額面が100円のものは、第二次普通切手の「首里城正殿」に改訂加刷されたものとなっています。非常に価値が高く、50,000~100,000円程度の買取価格が期待できます。

琉球速達切手

項目 内容
発行年度 1950年
額面の種類 5円
買取価格の目安 300~1,500円
その他備考 青い背景にデフォルメされた龍が描かれた図柄になっています。速達専用の切手で、販売は短期間で終了したため希少価値があります。

 

そのためやや人気があり、買取相場は300~1,500円前後になっています。

植林記念切手

項目 内容
発行年度 1951年
額面の種類 3円
買取価格の目安 1,500~2,000円
その他備考 琉球王国に貢献した政治家蔡温と、琉球に生息する松が図柄になっています。そのため蔡温切手と呼ばれることもあります。

 

発行年度が古いために希少価値があり、買取相場は1,500~2,000円前後となっています。

琉球大学開校記念切手

項目 内容
発行年度 1951年
額面の種類 3円
買取価格の目安 1,500~2,000円
その他備考 沖縄県唯一の国立大学である琉球大学の開港を記念して発行されました。図柄にも大学と首里城が描かれています。

 

比較的価値の高い切手で、買取相場は1,500~2,000円となっています。

琉球政府創立記念切手

項目 内容
発行年度 1952年
額面の種類 3円
買取価格の目安 3,000~4,000円
その他備考 琉球政府が設立されたことを記念した切手で、ハトと若葉、沖縄の地図が図柄になっています。

 

希少価値が高く記念品としての価値もあるため、1枚3,000~4,000円の買取相場になっています。

ペルリ来琉100年記念切手

項目 内容
発行年度 1953年
額面の種類 3円、6円
買取価格の目安 40~500円
その他備考 1853年に琉球を訪れたペリーが図柄になっている切手です。琉球国王との会見と黒船の2種の絵柄があります。

 

買取相場は3円切手が350~500円、6円切手が40~50円、2種セットになると価値が上がり800円程度となっています。

第3回新聞週間記念切手

項目 内容
発行年度 1953年
額面の種類 4円
買取価格の目安 300~500円
その他備考 沖縄初の新聞社として琉球新報を設立した政治家である太田朝敷が図柄になっています。

 

発行枚数が多かったため買取相場は低めで、300~500円程度となっています。

第4回新聞週間記念切手

項目 内容
発行年度 1954年
額面の種類 4円
買取価格の目安 400~1,000円
その他備考 新聞週間を記念した切手のひとつで、琉球朝日新聞社を設立した政治家である当真嗣合が図柄になっています。

 

買取相場は400~1,000円程度になっています。

自動式電話開通記念切手

項目 内容
発行年度 1956年
額面の種類 4円
買取価格の目安 250~700円
その他備考 沖縄県で自動式電話が開通したことを祝って発行された切手で、図柄にもダイヤル式黒電話が使われています。

 

買取相場は低めで、250~700円程度となっています。

天女沖縄(琉球郵便)切手

項目 内容
発行年度 1951年
額面の種類 13円、18円、30円、40円、50円
買取価格の目安 50~250円
その他備考 羽衣伝説に登場する空を飛ぶ天女が図柄となっている航空切手です。

 

買取相場は1枚当たり50~250円程度であり、50円の額面のものが最高金額の250円程度となっています。また5種類揃っていると価値が上がります。

ドル表示数字切手

項目 内容
発行年度 1958年
額面の種類 0.5¢、1¢、2¢、3¢、4¢、5¢、10¢、25¢、50¢、1$
買取価格の目安 100~1,000円
その他備考 沖縄の通貨がドルに切り替わる際に発行されたもので、円とドルの記号を組み合わせたデザインが図柄に使われています。

 

買取相場は10¢までが100円以下、25¢以上が100~1,000円となっています。10種揃っているもので2,000円程度の買取価格が期待できます。

建造物シリーズ切手

項目 内容
発行年度 1952~1953年
額面の種類 1円、2円、3円、6円、10円、30円、50円、100円
買取価格の目安 10~500円
その他備考 文化財シリーズの切手のひとつで、沖縄の歴史ある建造物や文化遺産が図柄になっています。

 

買取相場は額面1~10円のものが10~100円、額面30~100円のものが100~500円程度になります。

第1次動植物シリーズ

項目 内容
発行年度 1959年
額面の種類 0.5¢、3¢、8¢、13¢、17¢
買取価格の目安 50~1,000円
その他備考 沖縄に生息している動植物が図柄になっている切手です。

 

買取相場は通常のものは50~300円程度になりますが、8¢の「タイコガイ」と17¢の「アカクラゲ」は価値が高く、500~1,000円程度を期待できます。さらに5種セットでは1,500~2,000円程度の買取価格になります。

第2次動植物シリーズ

項目 内容
発行年度 1960年
額面の種類 0.5¢、1.5¢、3¢、8¢、13¢、17¢
買取価格の目安 10~100円
その他備考 第1次動植物シリーズの額面や文字の不統一を修正して発行されたものです。新たな図柄として月下美人が加わっています。

 

買取価格は1枚あたりで10~100円程度となりますが、6種セットで500~600円程度となっています。

西表政府立公園(不発行切手)

項目 内容
発行年度 1971年
額面の種類
買取価格の目安 4,000~7,000円
その他備考 沖縄政府立公園シリーズとして1971年に発行が予定されていた切手です。

 

不発行となった切手ですが、横流しされて流通しているものが少数あり、買取相場は4,000~7,000円程度と非常に高価な切手となっています。

沖縄(琉球郵便)切手の買取実績

沖縄(琉球郵便)切手の過去の買取実績の一例は、下記のとおりとなっています。

 

切手 価格
琉球大学開校記念切手3円 1,500円
植林記念切手3円 2,000円
琉球政府樹立切手3円 4,000円
第1次普通切手1円(初版の灰白紙のもの) 22,000円

 

また、沖縄切手以外の買取相場について詳しく知りたい方は、「切手買取相場の一覧まとめ!切手はいくらで売れる?」を参考にしてください。

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沖縄(琉球郵便)切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。

 

沖縄(琉球郵便)は額面が「銭」のものや「¢」や「$」というアメリカの通貨のものが存在しています。切手の買取は金券ショップなどでも実施していますが、額面が「銭」の切手は価値が付かないと判断されることが多く、額面が「¢」や「$」のような切手はそもそも買取をしていないという店舗が多いのが実情です。

 

バイセルでは額面がどうであれ、その切手に価値があるかないかの判断を切手専門のプロの査定員がしてくれます。そのため自分では価値がわからない切手があった場合には、切手に精通した査定士を要しているバイセルを利用することをおすすめします。

 

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バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。

 

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