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奥の細道シリーズ切手とは?
奥の細道シリーズ切手とは、1987年から1989年に発行され、俳人である松尾芭蕉が描いた奥の細道をテーマとした特殊切手の1種です。
松尾芭蕉の奥の細道の執筆からちょうど300年目に完結するよう、計算して発行された切手です。各シートの発行枚数は1,650万組と多く、プレミア価値はさほど高くはありません。
奥の細道シリーズ切手は40種類あり、60円切手が2枚セットとなっている小型シートが20種類存在しています。切手の右側には俳句が、左側にはその情景描かれています。ちなみに奥の細道で一番有名な一句「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」は第5集にて発行されています。
また奥の細道シリーズ切手は「無目打切手」とも言われており、通常の切手にある目打ちがない小型シートが特徴です。無目打切手は実用性よりも記念品としての保存性を重視したものであり、もし使用する場合は裏糊がついているのでそのままシートごと貼り付けて使用することもできます。
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奥の細道シリーズ切手の買取相場
奥の細道シリーズ切手の買取相場は、60円切手が2枚セットになった1ペアで120円~200円前後、20面になっている小型シートで1,200~1,500円、第1~10集すべてそろった小型シートになると価値が上がり3,000円~5,000円となっています。
いずれにしても額面通りまたはそれ以上の買取価格になることが多いです。
奥の細道シリーズ切手の買取相場一覧
特殊切手、「奥の細道」シリーズのそれぞれの買取相場を見ていきましょう。
第1集「芭蕉像 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が描かれた一番最初の奥の細道シリーズ切手です。採用された句は、「行春や鳥啼魚の目に泪」です。 |
第1集「華厳」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 「あらたふと青葉若葉の日の光」という句がつかわれています。華厳の滝を詠んだ句です。1シートキレイな状態であれば1,500円相当の買取相場になります。 |
第2集「ホトトギス」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「野を横に馬牽むけよほとゝぎす」がデザインされた切手で、左には鳥の絵が描かれています。 |
第2集「柳陰」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ「田一枚植えて立去る柳かな」という句がデザインされた切手で、左に書かれているのは田んぼの絵です。 |
第3集「栗の花」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「世の人の見付ぬ花や軒の栗」がデザインされた切手です。栗の花がデザインされている切手で、このシリーズまでは、1987年の発行でした。 |
第3集「早苗」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1987年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「早苗とる手もとやむかししのぶ摺」をデザインした切手です。左には、稲を植える人が書かれています。 |
第4集 「あやめ草」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | デザインには、松尾芭蕉が詠んだ句「あやめ艸足に結んで草鞋の緒」が使われています。あやめ草から1988年発行になりました。 |
第4集 「懐古 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 200円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「夏草や兵共が夢の跡」をデザインした切手です。もっとも有名な句と言えるのではないでしょうか。 |
第5集 「紅花」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 180円 |
その他備考 | 松尾芭蕉の「まゆはきを俤にして紅粉の花」という句をデザインしています。紅花が書かれている切手で淡い色がきれいです。 |
第5集 「山寺」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「閑さや岩にしみ入蝉の声」をデザインした切手です。この句も、有名ですね。 |
第6集 「最上川 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「さみだれをあつめて早し最上川」を使った切手です。最上川が描かれています。 |
第6集 「月山」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「雲の峯幾つ崩て月の山」がデザインに使われています。月山が書かれています。 |
第7集「ねぶの花」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「象潟や雨に西施がねぶの花」がデザインされており、左には花の絵がかかれています。 |
第7集 「荒海 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 150円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「荒海や 佐渡に横とう 天の川」をデザインしています。佐渡の海と、天の川の景色がきれいな一枚です。 |
第8集 「わせの香」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 250円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が詠んだ句「早稲の香や分けいる右は有磯海」を、デザインした記念切手です。金沢の景色をよんだ一句です。 |
第8集「赤映 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1988年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 200円 |
その他備考 | 赤映は、赤く塗られた額面が綺麗な一枚です。「あかあかと日は難面も秋の風」秋を感じさせる絵が描かれており、松尾芭蕉の切手の中でも人気の一枚です。 |
第9集 「那谷寺」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1989年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 250円 |
その他備考 | 松尾芭蕉の奥の細道で有名な那谷寺は、ファンが巡礼のために立ち寄ることも多いスポットです。すすきが書かれた切手も魅力的です。「石山の石より白し秋の風」が使われています。 |
第9集 「月光 」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1989年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 200円 |
その他備考 | 奥の細道で北陸一の難所と言われる親不知子不知から金沢へ向かう途中に詠まれたものです。月のきれいな切手です。月光は、「月清し遊行のもてる砂の上」という句です。 |
第10集 「浜の秋」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1989年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 200円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が呼んだ句「さびしさや すまに勝ちたる 浜の秋」の切手です。 |
第10集 「蛤」
項目 | 内容 |
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発行年度 | 1989年 |
額面の種類 | 60円 |
買取価格の目安 | 250円 |
その他備考 | 松尾芭蕉が呼んだ句「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」がデザインされた切手です。離れがたい蛤のふたと身が別れるように別れの時が来た、という意味です。 |
奥の細道シリーズ切手の買取実績
奥の細道シリーズの切手の過去の買取実績の一例は下記のとおりです。
切手 | 価格 |
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奥の細道シリーズ切手 全種類小型シート | 5,000円 |
早苗60円切手 小型シート(20枚) | 1,500円 |
懐古60円切手 使用済み切手バラ1枚 初日カバー | 100円 |
また、奥の細道シリーズ切手以外の特殊切手の買取相場についてさらに詳しく知りたい方は「特殊切手の買取価格相場と高く売るためにおすすめの専門店を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

奥の細道シリーズ切手の買取におすすめの専門店
バイセル
奥の細道シリーズ切手の買取におすすめの専門店がバイセルです。バイセルは独自の販売網を持っていることから、他の専門店よりも高額で買い取ってくれる専門店になります。
切手はリサイクルショップや質屋などでも買い取ってもらうことができますが、奥の細道シリーズ切手のような額面以上の価値がある切手も、額面通りか額面以下での買取となってしまいます。
一方でバイセルでは、切手の専門知識を持ったプロフェッショナルが1枚1枚鑑定してくれるので、奥の細道シリーズ切手も額面以上の買取が期待できます。
査定には一切手数料もかからず無料なので、高額買取が期待できるバイセルへの依頼は欠かさずにしておきましょう。
バイセルの評判や口コミについてさらに詳しく知りたい方は、「【バイセルの切手買取】口コミ評判・買取相場を実際の体験談をもとに徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
また、バイセル以外におすすめの切手買取専門店について知りたい方は、「切手買取専門店おすすめランキング!口コミ評判を比較し、どこが良いのかを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。